里親一日体験に参加してきました

先日、里親一日体験に参加してきました。

というのも、不妊治療を重ねたものの元の持病もあり、子供を自分で出産することが難しかったからです。

 

正直、子育てがどんなものか知りたいという気持ちと、家庭がなくて困っている子供がいるのなら需要と供給がなりたっているだろうと。そして、なにより子供を考えたときに、どうしても自分が産まなくてはいけないという感覚もなかったから。

 

自分の子供じゃないとイヤという人には、里子は視野に入らない人が多いのかな。

 

で、実際に里親一日体験に行ってきました。

我が家の担当した子供が一番やんちゃだったのかわかりませんが、なかなか大変でした。というか、正直に言うとかなりイラつきましたし、むかつきました。内心「いい加減にしろよ」と思うことも多々。

 

我が家が一緒にペアを組んだ子は、小学校1年生の子だったんですが、とにかく集団行動ができない。自分のしたいことをする、行きたいところへ行く、協調性がない、会話が成り立たない、私の持っているスマホを無理やり奪おうとする、プラネタリウムのチケットをかすめとる、そんなカンジの子供でした。

 

お昼を外で食べているときに驚いたのが、お姉ちゃんとお兄ちゃんがいるそうです。ただ、お姉ちゃんの事はあまり良く知らないと。そして、お兄ちゃんの誕生日、お姉ちゃんの誕生日、そして、おじいちゃんとおばあちゃんの誕生日を教えてくれました。クイズ形式で。

 

いったい、どういった経緯でこの子はここにきたのかしら?という疑問はもちろんのこと、子供のせいではないのでしょうが「しつけがしっかりとできていない」ことに驚きました。施設に入って何年か知らないのですが、施設では教育というかしつけは行わないの?それとも、そこまで手が回らないの?と施設に対しても疑問が。

 

そして、外でお昼を食べることを推奨されてお弁当を配られたのですが、お手拭きもない状態でした。旦那にも「え、お手拭きないの?」といわれ「なかったよ」と答えたんですが・・・

 

そして、その一日体験談の次の日、私は見事に発熱し、ウイルス感染か溶連菌感染症のどちらかだといわれ、39.3℃まで熱があがりました。他の子供もきていたので、どこか感染源かわかりませんが、免疫異常の疾患を持っている私からすると手をしっかり洗っていない子供の手からおかしを分けてもらうのが怖くなりました。

 

そして、ふと思い出したのはそのさらに前に施設見学にいった際に、水道はあるけど石鹸やうがい薬がおいてなかったような気がしてきたのです。どこかにはあると思うのですが、学校から帰ってきた子供たちは手洗いうがいをすることもなく、ランドセルを部屋において宿題をするか遊ぶかでした。

 

今思うと、一クラス分はいる施設の子供を決められた日課通りに動かすことに精一杯で、ちょっとしたしつけが行き届いていないのか。子供の事も気になりますが、施設の在り方にも不安を感じました。

 

正直、うちにいる4歳の猫の方がいうことをよく聞きますし、お互いに生活する上でのルールをしっかり守ってくれます。たまにはキッチンの上に登ったりやっちゃダメっていうことをしますが、かまってほしいときです。で、彼はそれが怒られること、いけないことだってしっかり認識している。

 

でも、先日出会った施設の子供は、人のスマホを無理やり奪おうとしたり、チケットをかすめとるということがいけないなんて、おそらく微塵も思っていないのでしょう。結局、その子は最後にみんなで「おつかれさまでした。ありがとうございました」って輪になって挨拶をするときにも、フラフラと自分の興味のある所に行っていました。

 

ほかの子どもたちが「ありがとうございましたー」って挨拶するのを聞いたら、「ありがとうございましたー」って声は出していましたが。ぶっちゃけね、私が実親ならマジでぶちぎれてる。

 

ぶちぎれてるっていうと、虐待的な意味で誤解されるかもしれないけど、「挨拶できないならもう来ない」「チケット奪ったりするならもう帰る」これくらいのことはする。「人のスマホを無理やり奪わない」「他の子供がもっているおもちゃを無理やり奪わない」幼稚園くらいなら、まだわからなくもないんですが、小学校1年生の男の子はこれが普通なのでしょうか。

 

友達の子供が来年小学1年生になるのですが、前に少しあったときは、もっと落ち着きがあって挨拶もしっかりできて、先日会った子よりも年下だけどしっかりしていたような気がする。

 

それが施設の子供ですって言われたらそうなのかもしれませんが。

今月半ばにもう一度研修があるので、また何かあれば書くかも。

みなさん、どうなのかしら?